うす紫のアユィエラン -南京・紫金山のふもとから-
【作詞】本並 美徳
【作曲】本並 美徳
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん
うす紫の 花香り
蝶が舞い 鳥も歌う
十字の花びらよ アユィエラン(二月蘭)
海を越え 君のもとへ
*ホーピンディホアー(和平的花)
ホーピンディホアー
ブーワンリーシー(不忘歴史)
ホーピンディホアー
ホーピンディホアー
メンシャンウエライ(面向未来)
うす紫の 花ゆれて
竜が舞い 風も歌う
十字の花びらに 愛をこめ
雲に乗り 君の国へ(奈良の邦へ)
*(くり返し)
7月4日に東京紫金草合唱団のうたごえ喫茶「パンプキン」の覚え歌です。
70年前の1937年7月7日に北京郊外の川にかかる橋の近くで発砲事件があり、これが盧溝橋事件。これがきっかけとなり、日中戦争が拡大。
「七七事変」と中国で呼ばれており、民族屈辱の日として中国の人々に記憶されています。
ちょうど、日本人が、12月8日、3月10日、8月6日、8月9日、そして8月15日というメモリアルな日々と同じような意味合いです。
同じ年の12月に南京事件がおきています。
第6次「紫金草物語」南京・上海公演のため、12月12日~17日に各地の紫金草合唱団が訪中します。
2007年12月13日に新しく「南京大虐殺記念館」が開館し、「南京事件70周年犠牲者慰霊式典」が開催され、それに参加することも目的の一つ。
この曲は、2006年の第五次訪中団に参加した作者が、南京公演などを通して受けた感銘を歌にしたものです。交流を深めた南京理工大学、南京大学で、構内一面に咲く紫金草の花。また、学生たちの舞う「竜の踊り」に深く感動をしたそうです。
その竜の舞が、2007年11月の日本のうたごえ祭典in奈良で上演される予定です。
2番歌詞の最後「奈良の邦へ」はそういう意味です。
作者の本並 美徳は、関西合唱団の副指揮者をやっていた方で現在は、三年ほど前に衝撃的デビューを果たして一位になった男声合唱団昴やコスモス、関西紫金草合唱団などの指揮者をされています。
製作日誌:
平成19年7月7日 | 歌詞のみ |
平成19年7月23日 | MIDIをアップ |
平成19年7月26日 | ホーピンディホアーの部分に1オクターブ上を加えて厚みをつけてみました。 |