別れの一本杉
【作詞】高野 公男
【作曲】船村 徹
泣けた泣けた
こらえきれずに 泣けたっけ
あの娘と別れた哀しさに
山のかけすも鳴いていた
一本杉の
石の地蔵さんのよ 村はずれ
遠い遠い
想い出しても 遠い空
必ず東京へついたなら
便りおくれと云った娘の
りんごのような
赤い頬っぺたのよ あの泪
呼んで呼んで
そっと月夜にゃ 呼んでみた
嫁にもゆかずにこの俺の
帰りひたすら待っている
あの娘はいくつ
とうに二十はよ過ぎたろに
もう一年も前になりますけど、「うたごえ喫茶ソングブック828」を音楽センターから上市しました。
幅広い年代に使ってもらおうと欲張って828曲も詰め込んだ歌集です。
その中に、この曲も入れておりまして、早速、今年、春に芹洋子のうたごえ喫茶の前座で取り上げました。
最初、会場からは失笑のような笑い声。
でも、みなさん、楽しそうに唄ってました。
伴奏が当世風にちょっとアップテンポでしたけど。
改めて歌詞を読んでみますと、木綿のハンカチーフと似て非なる感じ。
20年の差が生んだ価値観の相違でしょうか。
(この曲は昭和30年、ハンカチは昭和50年です。)
といいつつ、20年でこれだけ変わるというのも考えものですね。
平成24年8月5日 | 歌詞のみ |
平成24年8月9日 | MIDIをアップ |