落日（おちび）のうた

【作詞】後藤　安男
【作曲】荒木栄

日が沈む　日が沈む
今日もまた
あかあかと　あかあかと
一人かなしく

泣くは風　泣くは風
泣くは我が胸
なびくは草　なびくは草
伏すは我が面

日が沈む　日が沈む
今日もまた　あかあかと
一人かなしき　我がいのち
はかなく咲いて　血の色に
散るは　散るは　いつの日

オペレッタ「ひの木とひなげし」の中の挿入歌。
最初の４行はアリア風にアルトの独唱です。２行目に「今日もまた」の「う」の音が１小節と3/4続きます。（この「う」の部分がアリア風というわけですが、この部分を前奏として使ってみました。）同様に、「一人悲しく」の「と」がアリア風１・3/4小節のうなり節です。
「泣くは風」から四分の三拍子にかわります。
「日が沈む」からは、イ長調に転調され、四分の四拍子に戻ります。最初はソプラノ部が主旋律ですが、「はかなく咲いた」からはアルト部が主旋律になってます。

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