会いたい

【作詞】沢　ちひろ
【作曲】財津　和夫

ビルが見える教室で　二人は机　並べて
同じ月日を過ごした
少しの英語と　バスケット
そして　私はあなたと恋を覚えた

卒業しても私を子ども扱いしたよね
「遠くへ行くなよ」と　
半分笑って　半分真顔で　抱き寄せた
低い雲を拡げた　冬の夜
あなた　夢のように　死んでしまったの

今年も海へ行くって
いっぱい映画も観るって
約束したじゃない
あなた　約束したじゃない、会いたい・・・

波打ち際　すすんでは
不意にあきらめて戻る　海辺をただ独り
怒りたいのか、泣きたいのか
わからずに　歩いてる

声をかける人を　つい見つめる
彼があなただったら　あなただったら
強がる肩をつかんで　バカだなって叱って
優しくKissをして
嘘だよって抱きしめていて　会いたい・・・

遠くへ行くなと言って
お願い一人にしないで
強く、抱き締めて
私のそばで生きていて

今年も海へ行くって
いっぱい映画も観るって
約束したじゃない
あなた　約束したじゃない、会いたい・・・

沢田知可子の1990年リリースのヒット曲。
昨日、東日本大震災復興支援で東北出身の歌手が集まって応援イベントをやり、岩手出身の沢田知可子も出演。
この曲のサビの部分は耳にしたことあるのですが、全体を聞いたのは初めてでありました。

沢田知可子が語るところでは、学生時代、バスケット部の先輩が交通事故で亡くなったそうで、そんな思いを込めて歌っているそうですけど、今日的には、東日本大震災・津波で彼を彼女をなくした若者にも通じるところがあるのでしょうね。

それにして切ない曲です。