ANAK(息子)

【作詞・作曲】Freddie Aguilar
【訳詞】なかにし礼
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky

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ともしび歌集「うたの世界533」などをご参照ください


フィリピンの歌です。日本でも流行っていたようです。大分前に、年輩の方がバーのカラオケで歌っていたのを聞いてこの歌を知りました。息子さんがグレてしまったんですね。貧しさ故にこの様な道に走る人もいればそうでない人もいるしなんとも。(Iwakichsky)

タガログ語とマレー語(インドネシア語)は多少似通ったところがあります。このANAK(アナック)という単語も共通のようです。インドネシア語で、ANAKというと子供のことであり、息子はAnak Laki2 (2は2乗のように右肩に小さく書いて、繰り返し読みです。LakiLakiですね。Kyon2、と同じ)、娘はAnak Perampuanです。Laki2(ラキラキ)は男、Purampuan(プランプアン)は女、トイレの入り口に書いてあります。
単語を繰り返して発音すると云うのは、世界的にもそんなに多くないと思います。マレー語(インドネシア語)では、この繰り返しが非常に多いです。タガログ語でも「samasama」=Togetherのようなものもあります。日本語でも「キラキラ星」とか「人々」なんて有りますね。言語学的にいうと、日本人は南方系なんでしょうか?

さて、このAnakの歌詞を読んで、吉川英治の南北朝時代、足利尊氏、新田義貞を扱った「新太平記」の最後の場面を思い出しました。主要な脇役で登場していた薬師(麻鳥)の息子が悪さの限りをしているのですが、最後の場面では、その薬師の老夫婦(麻鳥と蓬)が過去を振り返りながらその放蕩息子を責めるわけでなく慈しんでいる姿を、後ろからみている息子が涙ながらに両手をついて這い蹲っているところで終わっています。

関連サイト
http://www.angelfire.com/ma2/Gem4/anak.html

JASRAC情報

製作日誌:
平成15年5月5日 歌詞のみ
平成15年5月9日 MIDIデータをアップ