あの子

【作詞】永井隆
【作曲】木野普見雄

壁に残った 落書きの
おさない文字のあの子の名
呼んでひそかに耳すます
ああ
あの子が生きていたならば

運動会のスピーカー
聞こえる部屋に出してみる
テープ切ったるユニフォーム
ああ
あの子が生きていたならば

ついに帰らぬおもかげと
知ってはいても 夕焼けの
門(かど)に出てみる葉鶏頭
ああ
あの子が生きていたならば


うたごえ新聞2010年6月21日号の「紹介曲」より。
2010年日本のうたごえ祭典in長崎で演奏予定の曲です。
原爆で1300人の子どもたち、教師が亡くなった長崎・山里小学校の「あの子らの碑」の除幕式(1949年)で発表され歌い継がれています。


「あの子らの碑」は「長崎の鐘(新しき付き)」で紹介しました永井隆博士の発案で発行された生き残った子どもたちの体験集「原子雲の下に生きて」の印税を使って昭和24年11月に建立されたものです。

作曲の木野普見雄は、当時、長崎市議会の事務局長。
家族を失い、自らも被爆。
市民の平和意識の向上のため、この曲の他にも「子らのみ魂よ」「平和は長崎から」などを作曲してます。

JASRAC情報
製作日誌:
平成22年6月23日 歌詞のみ
平成22年6月30日 MIDIをアップ
「あまり速くなく」という曲想でしたので、最初、テンポ=86で作ってみたのですが、上記リンクの山里小学校のHPでこの曲を聴きましたら、結構速くて108ぐらいでした。