蝶ヶ岳讃歌

【作詞】横山 賢一
【作曲】吉田 耕三

春が来たよと 教えてくれる
蝶の形の 残り雪
安曇野に桃 咲くころは
心もゆらゆら 陽炎になる
あゝ青春の その思い出に
あなたと登りたい 蝶ヶ岳

おびしゃ祭じゃ 豊作よりも
恋の実りを 祈る唄
アルプスの空 風甘く
ヤッケの胸さえ ふくらんで来る
あゝ青春の その思い出を
あなたと刻みたい 蝶ヶ岳

小手をかざせば 夕陽に染まる
黒部 立山 穂高川
モンシロチョウ舞うように
心もヒラヒラ 幸せになる
あゝ青春の 夢抱きしめて
あなたと肩寄せる 蝶ヶ岳


蝶ヶ岳は、北アルプスにある標高2,677mの長野県の山です。
歌詞にある通り、5月下旬から6月にかけて、安曇野では、この山に蝶の雪形が現れます。
この雪形をみて、地元の人たちは春を感じて、農耕作業の目安にしていたそうです。
白馬岳の雪形も一目でそれとわかる形をしています。

しかし、そうした昔の人たちの知恵も、いまでは高度に発達した気象予報でより正確な情報を得ることができているのですね。

JASRAC情報
製作日誌:
平成23年4月2日 歌詞のみ
平成23年4月6日 MIDIアップ
平成26年2月3日 最後の行の「あなた」の「あ」の音が間違ってましたので修正しました。
掲示板で山の好きな方からのご指摘をいただきました。
ありがとうございます。