エーデルワイスのうた (法政大学山岳部歌)

【作詞】菅沼達太郎
【作曲】小林三郎
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

(春)
雪は消えねど 春はきざしぬ
風はなごみて 日は暖かし
氷河のほとりを 滑りて行けば
岩陰に咲く アルペンブルーメ
紫匂う都を後に
山に憧れ若人の群れ

(夏)
エーデルワイスの花ほほえみて
するどき岩角 金色に照り
山は目覚めぬ 夏の朝風
乱雲おさまり 夕空晴れぬ
命のザイルに わが身をたくし
思わずあおぐアルペングリューエン

(秋)
星影さやかに 空澄みわたり
葉づえの露に 秋立ちそめぬ
金と銀とに よそおいこらし
女神のごとき 白樺の森
くれない燃ゆる 山より山へ
行方も知らず さすらい行かん

(冬)
吹雪は叫び たそがれ迫り
求むる小屋の ありかも知れず
ああこの雪山 ちょうぢょうとして
シーロイファの 行く手を閉ざす
ああこの雪原 寂莫として
寒月するどく シュプール照らす

(結び)
ああれいろうの 雪の高嶺に
心静かに頂に立ち
尊き山の 教えを受けん
身も魂も けがれは消えて
とわに輝く 白光のうちに
清き幸をば 求めうるらん


山の歌って、メロディアスのものが多いですが、山そのものは侮れないですよね。
数年前に家族揃って白馬に行きましたが、先日そこの雪渓で崩落が発生。多分、家族がピクニック気分で行くような雪渓とはワケが桁外れに違うところなんでしょうけどね。怖いところです。

会社の仲間で京大山岳部出身のヤツがいて、しょっちゅう休んでは山にこもってました。
結構、テクには自信があるのですが、天候ってそれを上回るもんで、何年か前の冬の立山で、下山できなくなって久米宏に「最近の若いもんは」ってこき下ろされてました。もっとも、本人は、ピバークを張って、全然問題じゃなかったんだけどな、って意に介する風もありませんでした。

しかし、中国・雲南省の梅の何とかという山の登頂計画を立てて、さて出発と云う時に仕事の関係でどうしてもその登山に参加できなかったンですが、その隊は雪崩で多くの隊員を失うと云うアクシデント。このときばっかりは、彼はかなり落ち込んでました。

エーちゃんがドイツに駐在していた時、あるスイスのお客さんのところに彼と一緒に行きました。そのときに、本場アルプスで「どっかにいい用品屋はないか?」って聞かれました。そちらの方面にはとんと疎いのですが、かれは突き棒の良いものを探していたようです。
雪崩に遇って埋もれてしまった人を救助するために、雪の上からその突き棒で突っついて探すらしいです。
でも、突っつかれたら痛いじゃないですかね。

JASRAC情報

製作日誌:
平成17年6月25日 歌詞のみ
平成17年8月13日 MIDIをアップ