冬が来る前に

【作詞】後藤悦治郎
【作曲】浦野  直
【MIDI作成協力】マルちゃん

坂の細い道を 夏の雨にうたれ
言葉さがし続けて 別れた二人
小麦色に焼けた 肌は色もあせて
黄昏わたし一人 海を見るの
 冬が来る前に もう一度あの人と
 めぐり逢いたい

秋の風が吹いて 街はコスモス色
あなたからの便り 風に聞くの
落葉つもる道は 夏の想い出道
今日もわたし一人 バスを待つの
 冬が来る前に もう一度あの人と
 めぐり逢いたい

 冬が来る前に もう一度あの人と
 めぐり逢いたい


「赤い鳥」出身の後藤悦次郎と後藤泰代の「紙ふうせん」の1977年のヒットです。

この時期に、こういう曲ですが、「あたりまえじゃろ、夏が来るじゃないか」って突っ込まれそう。そりゃ、秋もありますけど。
ま、そういう問題じゃなくって、秋の歌なんですね。
もっと、侘しそうな感じの歌詞ですけど、CDを聴いて見るとラテン系のパーカッションと、ファズの効いたエレキのビートで、実際は、このひと「もう一度めぐり逢いたい」とかなり楽観しているようですね。

確かに、世の中、厳しいことばっかりで、一つ一つにまじめに対応していては、反動に身が持たないんじゃないか、って思うことが多々あります。
選挙。どうみても勝てないよな、って思っても、しっかりと応援する、
「勝てるまで闘う」という強い信念まで、なかなかもてなくても、春闘は闘うなどなど
60年代の学生運動の当時、こういうのを「革命的楽天主義」って言ってましたけどね。

JASRAC情報

製作日誌:
平成19年5月20日 歌詞のみ
平成19年6月13日 MIDIを製作