岳人のうた

【作詞・作曲】不詳

1.星が降るあのコール グリセードで
  あの人は来るかしら 花をくわえて
  アルプスの恋唄 心ときめくよ
  懐かしの岳人 やさし彼の君

2.白樺にもたれるは いとし乙女か
  黒百合の花を 胸にいだいて
  アルプスの黒百合 心ときめくよ
  懐かしの岳人 やさし彼の君


学生時代の歌集には「アルプスの恋唄」として掲載されてまいた。

さて、歌詞の一行目、山の素人には意味が分からん単語が並んでます。
今日(H14.10.19)新宿のモンターニュにいつものようにたむろをしておりますと、常連さんのモーさんに色々と教えていただきました。
コール:用語的には「コル」です。尾根で急に落ち込んでいる所のこと。尾根つたいに歩いているときに、このような場所に出くわすと、いったん下って行き、また登ってゆかねばならないかと思うとガックリするのは、横着なエーちゃんだけでしょう。
グリセード:登山靴で、雪道を直下降する技術。スキーを使わずに、雪面をピッケルなどでバランスを取りながら滑り降りてゆく技で、さしずめ、雪山の高速道路。モーさんの話ですと、一の倉沢あたりで出会いまでの約1kmの距離を数分で降りてくることができるとのことです。冬山ならでの醍醐味とのことでした。
この話を聴きながら、エーちゃん、山の奥深さにただ感銘するばかり。今となっては、この年で山は、「年寄りの冷や水」になりかねませんもんね。一の倉沢は、昨年、阪急交通社のバスハイクで日帰りで行っただけですもんね。

JASRAC情報

製作日誌:
平成14年5月21日初版をUpLoadしました
平成14年10月19日専門用語のコメントを加えました。
平成14年12月8日コルの説明を修正しました。