浜千鳥

【作詞】鹿島鳴秋
【作曲】弘田 龍太郎

青い月夜の 浜辺には
親を探して 鳴く鳥が
波の国から 生まれでる
濡れたつばさの 銀の色

夜鳴く鳥の 悲しさは
親を尋ねて 海こえて
月夜の国へ 消えてゆく
銀のつばさの 浜千鳥


大正8年12月「少女号」に発表され、大正9年4月に作曲されました。

文字通り、「浜に来ている千鳥」という広辞苑の説明ですけど、和歌では、そのあとに「あと」とか、「あとなし」「行くへの知らぬ」と続いており、たとえば、「忘られん時しのべとぞ浜千鳥 行方も知らぬあとをとどむる」ということで、「あと」が筆跡・手紙という意味になっているらしいです。

なんで「千鳥」というかというと、これでも広辞苑では、数多く群れをなして飛ぶから、とか、鳴き声からそう呼ばれているとか、説明されてますけど、後者の鳴き声って・・・?

それから、おなじみ千鳥足。毎晩のことですけど、要するに、左右の足の踏みどころを違えて歩くのが千鳥のようだ、というのですが、千鳥って、そんな歩き方するの?
よーわからん生態のとりさんですね。

JASRAC情報
製作日誌:
平成21年5月31日 歌詞とMIDIをアップ。
ピアノ譜からMIDI化してますので、うたごえ喫茶用に調整中です。お待ちください。
平成21年6月9日 MIDIを作り変え。1番、2番同じようにしました。