柿の木坂の家

【作詞】石本 美由起
【作曲】船村 徹

春には 柿の花が咲き
秋には 柿の実が熟れる
柿の木坂は 駅まで三里
思い出すなァ ふる里のョ
乗合バスの 悲しい別れ

春には 青いめじろ追い
秋には 赤いとんぼとり
柿の木坂で 遊んだ昔
懐しいなァ しみじみとョ
こころに返る 幼い夢が

春くりゃ 偲ぶ馬の市
秋くりゃ 恋し村祭り
柿の木坂の あの娘の家よ
逢ってみたいなァ 今も尚ョ
機織りながら 暮していてか


いまじゃ、東京・目黒区の柿の木坂をGoogle Mapで見てみますと家がびっしり。
結構道幅も狭いですね。
片道1車線で、歩道もペンキで塗り分けている程度。
通学も結構危なそうです。
青木光一がこの曲を歌った昭和32年頃といえばもうちょっとゆったりとしていたのかも知れませんけど。
因みに、この辺りから最寄りの駅である「都立大学前」(東横線)まで1km弱、JR渋谷駅まででも約4.5km(いずれも直線距離)程度です。
12km(三里)というと東京駅あたりまでいってしまいます。
また、この近所の市といえば、世田谷のボロ市程度で、馬の市なんかないでしょうね。
というわけで、この曲の舞台は目黒区柿の木坂じゃない、ということでしょう。

日本で柿の産地といえば、
富有柿の奈良、新潟のおけさ柿、山形の庄内柿。
作詞の石本 美由起は広島の人らしいので、柿じゃなくって牡蠣だったりして。アハハ。

JASRAC情報
製作日誌:
平成23年1月9日 歌詞のみ
平成23年1月10日 MIDIをアップ