釜石小学校校歌

【作詞】井上 ひさし
【作曲】宇野 誠一郎

いきいき生きる いきいき生きる
ひとりで立って まっすぐ生きる
困ったときは 目をあげて
星を目あてに まっすぐ生きる
息あるうちは いきいき生きる

はっきり話す はっきり話す
びくびくせずに はっきり話す
困ったときは あわてずに
人間について よく考える
考えたなら はっきり話す

しっかりつかむ しっかりつかむ
まことの知恵を しっかりつかむ
困ったときは 手を出して
ともだちの手を しっかりつかむ
手と手をつないで しっかり生きる



岩手県釜石市大渡町の釜石小学校の校歌です。
3月11日の大震災以来、何かと脚光を浴びているこの校歌です。
避難所になったこの小学校で、毎朝みんなでこの校歌を歌っていたそうです。
普通、校歌っていうと、「緑が輝く」とか「朝日を浴びて」「前へ進もう」というような精神訓話型が多いですが、こういう生きて行くための智恵を歌にしているって素晴らしいですね。
避難所で歌っている方も、きっと「しっかり生きる」と決意を新たにされていたことと思います。

作者は、「ひょっこりひょうたん島」のコンビ。
井上ひさしは、仙台の出身ですが、土地勘が多分あったのでしょう、となりの岩手県大槌町の蓬莱島がモデルと言われてます。
言われています、というか、現物は、NHKの「ひょうたん島」のオープニングで出てくるアニメのひょうたん島にそっくりです。

JASRAC情報
製作日誌:
平成23年9月23日 歌詞とMIDI
平成24年9月6日 楽譜を作成しました。