汽車

【作詞】不明
【作曲】大和田 愛羅

今は山中 今は浜
今は鉄橋渡るぞと
思う間も無く トンネルの
闇を通って広野原

遠くに見える村の屋根
近くに見える町の軒
森や林や田や畑
後へ後へと飛んで行く

廻り燈篭の画の様に
変わる景色のおもしろさ
見とれてそれと知らぬ間に
早くも過ぎる幾十里


明治44年「尋常小学唱歌(三)」に発表。
昭和70年代にディスコが流行った頃に、ソウル・トレインという曲がよくかかってました。
MIDI作りに使っている、カワイのスコアメーカーにそんな感じの伴奏データがありましたので、使ってみました。

お花見のシーズンですので、江戸前21というグループが主宰した史跡ウオーキングで愛宕山に桜を見に行ってきました。
そこにはNHKの放送博物館がありまして、2階の体験スタジオでいろいろなセットをいじくることが出来ます。
ニュース番組で、アナウンサーの目線がカメラを向いているのにしっかりと原稿を読める仕掛けなどが種明かしされています。
そういう仕掛けの一つに列車シーンで窓の景色が動いているのがありますが、要は、窓がスクリーンになっていて、いかにも列車に乗っているような感覚になるんですね。
まさに、廻り燈篭のような仕掛けになっているわけでした。

JASRAC情報
製作日誌:
平成22年4月8日 歌詞のみ
平成22年4月10日 MIDIをアップ