マギー若き日の歌を

【訳詞】堀内 敬三
【作曲】バターフィールド
【MIDI製作協力】マルちゃん

いにしえの春よ マギー 思い出の路よ
小川には水車 マギー 林には小鳥
紅の花や マギー さみどりの空や
まぶたに浮かぶ マギー ありし日の姿
*年は過ぎ今は マギー 思い出はあせても
 歌おう声低く マギー 若き日の歌を

山かげの町よ マギー 思い出の町よ
やすらかな住まい マギー うるわしい巷
そよ風はわたり マギー 朝日かげさして
まぶたに浮かぶ マギー ありし日の姿
*(くり返し)

I wandered today to the hill, Maggie,
to watch the scene below
The creek and the creaking old mill, Maggie,
As we used to long ago.
The green grove is gone from the hill, Maggie,
Where first the daisies sprung
The creaking old mill is still, Maggie,
Since you and I were young.

 And now we are aged and gray, Maggie,
 And the trials of life nearly done
 Let us sing of the days that are gone, Maggie,
 When you and I were young.


原題 When You and I were young, Maggie
原詩は、カナダ人の学校の先生ジョンソン(George Washington Johnson)の作で、彼が恋したマーガレット・クラークという少女(実は、生徒らしいです。マギーはマーガレットの愛称)のために書いたものです。
マギーは病弱で、この詩が詩集「カエデの葉 Maple Leaves」で発表された1864年に結婚しますが、翌年5月14日にこの世を去ります。
(英語版のウキペディアを参照しました。)
と、考えると日本語歌詞はマギーがすでに亡くなっているという前提で訳されてますよね。
ところが、原詩は、マギーを勇気づけようと長生きしたという仮定で書かれているんですね。

結核の特効薬ストレプトマイシンが出来たのが第二次世界大戦中。坂本龍馬が日本中をかけずり回っていたこのころは不治の病だったのですね。

JASRAC情報
製作日誌:
平成22年5月26日 歌詞のみ
平成22年6月3日 MIDIをアップ
アメリカのこういう曲を作ると、マイドのワンパターンでカントリー風で、主旋律はフィドルでやってます。あの調子っぱずれのバイオリンですね。
改めて、フィドルとバイオリンってどう違うんだろう、と思って調べてみましたら、バイオリンが16世紀に対して、600年以上前に確立したものなのですね。で、どう違うんだろう???
「屋根の上のバイオリン弾き」は"Fiddler on the Roof"であり、屋根の上で弾くのがフィドルで、屋根の下で弾くのがバイオリン、って区別は結構当たらずとも遠からずかな?