毬と殿さま

【作詞】西条八十
【作曲】中山晋平

てんてんてんまりてんてまり
てんてんてまりの手がそれて
どこからどこ迄飛んでった
垣根を越えて屋根越えて
表の通リヘ
飛んでった飛んでった

表の行列なんじゃいな
紀州の殿様お国入り
金絞先箱供揃い
おかごのそばにはひげやっこ
毛槍をふりふり
やっこらさのやっこらさ

てんてんてまりはてんころり
はずんでおかごの屋根の上
もしもし紀州のお殿様
貴方のおくにのみかん山
私に見させて 下さいな下さいな

お籠は行さます東海道
東海道は松並木
とまりとまりで日がくれて
一年たっても戻りゃせぬ
三年たっても戻りゃせぬ戻りゃせぬ

てんてんてまりは殿様に
抱かれてはるばる旅をして
紀州は良い国 日の光
山のみかんになったげな
赤いみかんになったげななったげな


JASRAC情報
製作日誌:
平成23年7月11日 歌詞とMIDIをアップ
平成23年8月2日 歌詞を訂正
1 飛んでいった → 飛んでった
3 てんてんてまりはてんてまり → てんてんてまりはてんころり