蚤の歌

【訳詞】堀内 敬三
【作詞】GOETHE VON JOHANN WOLFGANG
【作曲】ムソルグスキーMUSORGSKIJ MODEST P
【MIDI製作協力】マルちゃん

昔 王様蚤を飼い 蚤 蚤
王子のように可愛がる
蚤 ハハハハハ 蚤 ハハハハハ 蚤
仕立て屋を召し 言わるる
余の蚤の外套を立派に作れ
蚤に外套 ハハハハハ 
蚤 ハハハハハ 外套 ハハハハ 
ハハハハハハ 蚤に外套

ビロードの服を蚤に着せて
御殿の中でいばりかえらす ハハ
ハハハハハ 蚤 ハハハハ
ハハハハハハ 蚤

蚤は大臣になりすまして
仲間の蚤ども連れて歩く ハハ

妃も女官も恐れをなし
うかつに手出しするものなくハハ

さされてたとえ痒かろうとも
つぶすことさえまかりならぬ
ハハハハハハ …


ゲーテの戯曲「ファウスト」に展覧会の絵でおなじみのムソルグスキーが曲をつけたものです。
楽譜だけでは、どんな感じかさっぱりでしたが、YouTubeで「Song of the Flea」で検索すると、かなり出てきました。
リンクでピアノを弾いているのはGerald Moore。エーちゃんが高校生のとき、音楽の授業でシューベルトの魔王を聴いたのですが、ソロがフィッシャー・デウスカウ。ピアノがムーアでした。1964年でした。そんな当時のビデオがみれるんですからYouTubeって大したものです。(でも、こうやってリンクを貼っていると、切れてしまうことが多々あるのですよね。ですからサイト運営としてはメンテが厄介ですけど)

五代将軍徳川綱吉の生類憐みの令のような背景ですけど、この曲は、最後に「俺たちだったら潰してやる、ハハハ」ということです。



JASRAC情報
製作日誌:
平成20年2月1日 歌詞のみ
平成20年2月21日 MIDIをアップ
平成20年2月23日 第2節「ビロード~」のところから、曲調が「Andantino maestoso(堂々とおそめに)」に変わりますが、そのつなぎの部分を見直しました。