お祭りマンボ

【作詞】原 六郎
【作曲】原 六郎
【MIDI作成協力】マルちゃん

私の隣のおじさんは
神田の生まれでチャキチャキ江戸ッ子
お祭りさわぎが大好きで
ねじり鉢巻揃いの浴衣
雨が降ろうがヤリが降ろうが
朝から晩までおみこしかついで
ワッショイ ワッショイ
ワッショイ ワッショイ
景気をつけろ 塩まいておくれ
ワッショイ ワッショイ
ワッショイ ワッショイ
ソーレ ソレソレ お祭りだ

おじさん おじさん 大変だ
どこかで半鐘が なっている
火事は近いよ 擦半だ
何をいっても ワッショイショイ
何をきいても ワッショイショイ
ワッショイ ワッショイ
ワッショイ ワッショイ
ソーレ ソレソレ お祭りだ

そのまた隣の おばさんは
浅草育ちで チョッピリ美人で
お祭りさわぎが 大好きで
イキな素足に しぼりの浴衣
雨が降ろうが ヤリが降ろうが
朝から晩まで おかぐら見物
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
おかめと 鬼が ハンニャとヒョットコが
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
ソーレ ソレソレ お祭りだ

おばさんおばさん 大変だ
おうちは留守だよ 空っぽだ
こっそり空巣が ねらってる
何をいっても ピーヒャラヒャ
何を聞いても テンツクツ
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
ソーレ ソレソレ お祭りだ

お祭りすんで 日が暮れて
つめたい風の 吹く夜は
家を焼かれた おじさんと
ヘソクリとられた おばさんの
ほんにせつない ためいきばかり
いくら泣いても かえらない
いくら泣いても あとの祭りよ


美空ひばりの昭和27年の曲です。
先日も神田明神祭かありまして、それは大混雑でした。
数年前に日曜出勤していて、昼飯を小伝馬町のラーメン屋さんで食べていたら、たまたま神田のお神輿が近くまで来ており、間じかに見ることができましたけど、すごい迫力でした。
10数年前にドイツにいた時、確か1994年だったと思いますけど、デュッセルドルフで日本週間と言うイベントがあり、日本から1トン神輿を持ち込み、ライン川で大花火大会がありまして、そりゃにぎやかでした。もう、この曲のような感じで、60万人の全人口の内1%を占める日本人の大フィーバーウィークでしたね。

ドイツ人もお祭りが大好きで、カーニバルというとチリとかアルゼンチンというイメージですが、2月の寒い頃にドイツでもカーニバルがあります。
ローゼンモンターク(Rosen Montag バラの月曜日)に、デュッセルドルフのほかにも、隣のケルンなど、ドイツの各地で大パレードが繰り広げられます。
デュッセルドルフでは、婦人デー(Damen Fest)でもあり、11時11分に、職場では女性が一斉に仕事を放棄して、男性諸氏のネクタイをハサミでチョッキンチョッキンと切ってまわるという災難の日でもありました。

ところで、歌詞の2段目に「♪火事は近いよ 擦半だ」というくだりがあります。
「擦半すりはん」というのは、擂半鐘が正しいらしいのですが、近火の知らせに半鐘を続けざまに鳴らすことだそうです。(広辞苑)

JASRAC情報

製作日誌:
平成19年6月2日 歌詞のみ
平成19年6月4日 MIDIをアップ。
マイドのボヤキですが、MIDIが巧く鳴らないです。ブロードバンドの方はMP3の方でお聴きください。