おりづる

【訳詞】合唱団白樺
【作曲】ソビエトの子供
【MIDI製作協力】マルちゃん

遠く離れた国 日本から
届いたものは おりづるの
小さなつるの ものがたり
かなしい少女の ものがたり
*つるを折ります 世界中
 みんなで心をこめて
 ジュラーヴリク ジュラーヴリク
 ヤポンスキー ジュラーヴリク
 永遠(とわ)の贈り物 永遠の

明るく太陽 照らしてた
けれども少女は 言いました
わたしの命は ろうそくの
細くゆらめく 炎なのね

いえいえ春が 来るまでに
きっと病気が なおるよう
願いをこめて おりづるを
千羽のつるを 折りましょう
* (くりかえし)

小さな命が 消えました
一羽のつるを 折りながら
両手の中から 飛び立った
千羽のつるは 飛び立った
 つるを折ります 世界中
 みんなで心をこめて
 ジュラーヴリク ジュラーヴリク
 ヤポンスキー ジュラーヴリク
 永遠(とわ)の贈り物 永遠の
 ジュラーヴリク ジュラーヴリク
 ヤポンスキー ジュラーヴリク
 永遠(とわ)の贈り物 永遠の


ソビエト時代の子どものうたということで、1990年ごろに、伊藤玲子さんと、福沢昭雄さんが採譜しております。
伊藤玲子というと、エーちゃんの知人に二人おりまして、一人は、西武新宿駅前当時の「灯」の人。
当サイトでは、「森と湖の踊り」を紹介されているかた。
もう一人は、中学時代の同窓生で、すっごく頭が良くってスポーツ万能で、東大に入って、そのうち、某芸能人のお兄さんと結婚して伊藤姓になっております。こっちの訳はないですよね。

「ジュラーヴリク」は「小さなつる」という意味です。
Zhuravljが「つる」でikがつくと、「かわいい」とか「小さい」という意味が付加されてZhuravlikジュラーヴリクになります。
「ヤポンスキー」は日本人ですね。

さて、この曲、2歳で被ばくした佐々木貞子さんが12歳で亡くなるまで、毎日のむ粉薬の紙で千羽鶴を折ってました。
その話を教科書で知ったソビエトの子どもたちが作った曲です。

JASRAC情報はありません

製作日誌:
平成20年11月14日 歌詞のみ
平成20年12月30日 MIDIをアップ。
もうちょっとスローでもいいかと思いますけど、マイドのこんな感じです。かつ、Endingもちょとノリ過ぎのたくろう風です。
平成21年1月14日 「ジュラーヴリク」について、ロシアの方に伺いました。
平成25年8月19日 1999年の日本のうたごえ北海道祭典のビデオを見てましたら、この曲について司会者が紹介してましたので、書きとめました。