流亡の曲

【作詞】作者不詳
【作曲】飯田信夫

美しい山 なつかしい河
追われ追われて 果てしなき旅よ
道づれは涙 幸せはない
国の外にも 国の内にも

故郷はどこ 父母はどこ
国は盗まれ 身寄りは殺され
さすらい流れて 行く先もない
国の外にも 国の内にも

喜びの日を 宝の土地を
ふみにじる足 飢えと苦しみは
何日の日か終えん 怒りはふるう
国の外にも 国の内にも



1947年の映画「戦争と平和」の主題歌です。

当時、憲法発布を記念して3本の映画が作られました。
大映の「壮士劇場(監督稲垣浩)」は自由民権運動をテーマに
松竹は、女性の地位向上をテーマにした「情炎(監督渋谷実)」
そして、東宝は、監督 亀井文夫・山本薩夫 音楽 飯田信夫 主演 池辺良・岸旗江でこの作品をつくりました。

夫の戦死公報をうけ再婚した妻の元に、死んだはずの夫が復員してきたために二重結婚という戦争の悲劇の副産物から、新憲法の「戦争の放棄」を訴えるドラマにしたものです。

JASRAC情報
製作日誌:
平成19年11月6日 歌詞のみ
平成19年11月10日 MIDIをアップ
前奏などは、3行目のフレーズから作っております。
1番のあとに、2小節の間奏、2番のあとに前奏(4小節)を繰り返してます。
うたごえ1000曲選では、キーがAmになっておりますけど、仙台「若人」の歌集では、Gmに。1音下げた方が歌いやすいかもしれません。
楽譜はカワイの「スコアメーカー」を使っています。最近、やっと出来上がった楽譜をJPEG形式に落とす方法がわかりました。
これまでは、一旦印刷して、スキャナーでとったり(画質が悪い)、SingerSongWriterでJPEG保存をしたり(デザインがいまいち、)とどうも具合が悪かったのですが、これで多少は見栄えもよくなったかと思います。