祖国と学問のために

【創作】北大民研
【編曲】学生のうたごえ

美しい山川 豊かな大地
日本の国よ 僕らの国よ
ともに学ぶ百万の友情は固く
真実求めるほこりを胸に
築こう僕らの平和な祖国

ふりそそぐ春の陽は 若者照らす
日本の国よ 僕らの国よ
ともに進む百万のスクラムは固く
打砕け 祖国乱すもの
進もう僕らの新しい時代


全学連のテーマソング。機関紙が「祖国と学問のために」というタイトルで、それから採られています。
しかし、全学連関係者で機関紙「祖学」(って略してました)は知っていても、うたごえの「祖学」について、知っている人って少なかったんじゃないかな。ネット検索をしてみましたら、機関紙は1950年に発刊停止処分を受けてますので、結構長い歴史を持っているんですね。曲自体は多分1968~69年ごろのものだったと思います。

60~70年代、日本共産党の青年学生部長で広谷俊二と云う人がいたのですが、いつの間にか消えてしまっています。この辺の事情はよくわかりませんが、当時、学生党員の間ではかなり人気があったらしいです。この人が消えたあたりから学生運動が弱まってきてますね。(弱くなったから、消えたのかな?)
この点についても、ネット検索をしてみましたが、どうもネガティブな記載しか出てきません。当時、エーちゃんは社会人になりたてで、この辺の経緯にトンと疎くなっているのですが、72年ごろに共産党内で学生運動についてのゴタゴタがあったようですね。事情はどうであれ、60年代の「うたごえ運動」の一曲としてお聴きください。

【補足】
当時の学生活動家って、この歌を(または機関紙の名前を)どう思っていたんだろう。活動家って人を教室でたまにしか見たこと無いですね。「学問のために」といいつつねぇ。(教室だけが学問じゃない、って言われそうですが)

JASRAC情報はありません

製作日誌:
平成15年8月16日 歌詞のみ