出発の歌~失われた時を求めて~

【作詞】及川 恒平
【作曲】小室 等

乾いた空を 見上げているのは誰だ
お前の目に 焼きついたものは化石の街
愛のかたちが こわれたときに
残されたものは たびだちの歌
さあ いま
銀河のむこうにとんでゆけ

乾いた空を 見上げているのは誰だ
お前の耳を ふさがせたものは時計の森
自由な日々が うしわれたときに
残されたものは たびだちの歌
さあ いま
銀河のむこうに とんでゆけ

さあ いま
銀河のむこうに とんでゆけ

さあいま 宇宙に さあいま 未来に
さあいま 宇宙に さあいま 未来に
とんでゆけ

さあいま 宇宙に さあいま 未来に
さあいま 宇宙に さあいま 未来に
とんでゆけ


1971年秋、三重県合歓の里で開かれたポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)で、上条恒彦と六文銭が歌ってグランプリを受賞したこの曲は、その後、更に第二回世界歌謡際祭でもグランプリをとります。

エーちゃんが西武新宿駅前の「灯」でアルバイトをしていたのは昭和43年ごろ。
当時、たまに上条恒彦がやってくると、外に「ジョー、来る!」って看板がかけられましたので、当時はもうそこそこ名前が売れていたんでしょうね。確か、「黒人霊歌の」って冠がついていたような記憶です。
とにかく、クラシック歌手風の声量のある声でガンガン歌ってました。
但し、あまり声がでかすぎてうたごえリーダーとしては、自分が目立っちゃって、こんなんでいいのかな?と思ってましたけど。うたごえというよりミニコンサートでしたね。

それから4~5年後、既にサラリーマンになっており、あまりTVも観なくなってまして、この曲や、翌年の「木枯らし紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」では、じっくりと聞いたこともなく、そういえば、灯に来ていたひとだよな、程度の記憶でした。
実際のうたごえ喫茶でも、この曲が歌われるのはほとんどありませんけど、今回、改めてCDでこの曲を聴いて見て、壮大なスケールにびっくりしております。

JASRAC情報

製作日誌:
平成19年5月6日 歌詞のみ
平成19年5月19日 MIDIをアップ
楽譜は、「青春のフォーク名曲大全集」+「1000曲集」÷2です。
前奏の7~8小節目などで、ギターのハンマリングの部分があって(D・Ebの繰り返し)、当初、ここは、チョーキングを使ってみたのですが、XGで聴くとDとEbのツナギがきれいに行くのですが、GSでは、DとEbがぶち切れるのでGiveUpしました。MP3で聴き比べてください。
2番の2回目の「飛んでゆけ」の「け」がBb→Fを上がる部分、チョーキングをかけてみました。