棚田

【作詞】亀次郎
【補作詞】吉本和敏
【作曲】石原一輝
VOCALOID版

今日もまた 積もりし雪を
かきわけて
子孫のために
ほるぞ うれしき
神の生まれし この島よ

草いきれ 千里の山道
見えし石
朝日に稲穂
みのる こがね色
夢の生まれし この島よ

旅の人 れんらく船で
棚田へと
雨風こえて
凛と 祝島
花の生まれし この島よ


瀬戸内海の祝島という、人口500人位の島があります。
その島で、三代に亘り棚田を守っている方が居られまして、この度、初代の方が残された詩を、石碑に残そうとその準備が進められています。
その詩が歌になって、この曲が出来上がりました。

1月25日に、山口放送が制作したこの島をルポした「自立を目指す万葉の島~海を渡ったブタ」がNNNドキュメンタリ'09として放映されました。
1969年に2400人いた島民が、現在では520人。
段々畑などの田畑はあれ放題。
それを81歳の母親の介護のため、北海道で3,000頭の牛の大規模経営をしていた氏本さんが、ブタを連れてこの島に戻ってきたというストーリーでした。
荒れた農地を、ブタに雑草を食べさせ(刈り取り)、地中のミミズなどをたべさせ(鼻で田んぼを耕す)という「農法」で少ない人手でみごとに復活。
豚のえさには、島内の豆腐屋さんからおからを分けてもらったり、特産の枇杷の商品価値のない不揃いのものをもらったりしてました。
「小さな島だから、人間が助け合いながら生きる良さを持っている。循環型農業で実現できている」と語ってました。
更に「日本も小さな島なのだから、同じように取り組もうと思えばできるはず」ということばが印象的でした。

詳細は、こちらのHPから
瀬戸内海にこんなきれいな島があったとは、この曲を通して知りました。

この地図は、マイクロソフトのLiveSearchを使って作ってます。
このサービスは、3D立体表示で地形などが確認できますけど、あいにくと棚田の風景までは再現できませんでした。

JASRAC情報はありません

製作日誌:
平成21年1月14日 歌詞とMIDIをアップ。前奏がありません。
平成21年1月16日 前奏を尺八でつくりました。
平成21年1月17日 間奏とEndingをAltSacksから尺八に変更。
3・6・7小節目にオブリガートを入れました。
平成21年1月20日 3小節目のオブリガートを修正、
平成21年1月23日 3小節目のオブリガートを再度修正
テンポを75にアップ
平成21年1月27日 作曲の石原一輝さんに、日本風で編曲を、と依頼されまして、この間、試行錯誤でやってきました。
なんとか完成しましたので、当サイトで公開です。
平成21年1月30日 最後の「この島よ」が「この山よ」から推敲です。
平成21年1月31日 VOCALOID "KAITO"で歌入り版作りました。
再生ボタンを押す前に、バックで流れているMIDIまたはMP3をStopさせてください。(IEの中止ボタンまたはESCボタン)