闘うわれら

【作詞】中島 修一
【作曲】中島 修一

汗と油がしみてる機械
節くれだったこの指と
長い間のつきあいだから
※ほうりだされてなるもんか
 紙切れ一枚で
 出てゆくもんか 俺たちだって
 生きているんだ 職場を守れ

錆びたハンドルさみしくないか
分身だからこの腕と
心通うよ怒りがたぎる
 ほうりだされてなるもんか
 紙切れ一枚で
 出てゆくもんか スクラム組もう
 生きているんだ 生活守れ

高くそびえるわれらの砦
雨風耐えるこの旗に
心の涙をおさえて誓う
 ほうりだされてなるもんか
 紙切れ一枚で
 勝利の日までハチマキしめる
 決意あらたに闘うわれら

※繰り返し


ミュージカル「ほうりだされてなるもんか」のテーマ曲です。
不当な首切り・リストラ・合理化反対の共通の思いとして全国に広がりました。

「1000曲集」の作詞者のところには、「全金浜田精機・中島修一」と記載されておりました。
この「全金浜田精機」をキーワードに検索をして見ますと、この曲の背景がおぼろげながら。

  1. 浜田精機鉄工所は、東京・江東区の印刷機械メーカーの老舗
    朝日新聞に納入していたそうですから、高い技術力を持った企業だと言うことがわかります。
  2. ところが、1974年7月25日に倒産により閉鎖。
    1973年11月のオイルショックの影響???
    そうじゃなくって、三菱銀行による計画倒産。
  3. 全金浜田精機支部を中心に企業閉鎖反対闘争が行われる。
    取引先の三菱銀行に対して「全国一円預金運動」が展開された。本所支店の窓口は、行列をつくる支援者や動員された組合員の「一円預金」で大混乱に。
    「昼休みや休暇を使って夕方まで並んでいる姿は感動的だった」と当時の記録に載ってます。
  4. 最終的に、組合側が勝利している

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年7月8日 歌詞のみ
平成18年7月15日 MIDIをアップ
平成18年7月23日 この曲の背景を調べてみました