天使の羽のマーチ

【作詞】向井 一・山川 啓介
【作曲】松尾 善雄・若松 正司
【MIDI作成協力】マルちゃん

わんぱく れい点 立たされ坊主でも
さか立ち かけっこ 誰にも負けない子
君にはあるのさ 天使の羽がホラ
ひろげて飛ぼうよ あしたを見にゆこう
さあごらん あれが未来の街さ
君たちが作る 夢の街さ
人が忘れてた のびやかな生き方が
あふれてる どの窓にも

木登り とび箱 できない男の子
あやとり お手玉 わすれた女の子
君にもあるのさ 天使の羽がホラ
みんなで飛ぼうよ 地球を見下ろそう
さあごらん あれがぼくたちの星
君たちがあすは 回す星さ
人のやさしさが 命のあたたかさが
明日こそきらめくだろう

明日こそきらめくだろう


度々MIDIつくりで参照している「歌え!グルッペ」から。
でも、この歌詞ちょっと違和感があります。
エーちゃんは、全くスポーツ系がダメで、小学生のときはかけっこでも、木登りでも、跳び箱でもからっきりでした。勿論、わんぱくじゃないし、零点ということはなかったですけど、天使の羽なんかなかったなぁ。

2年前に小学校の同窓会の幹事をやったんですけど、一人どうしても出てこない娘がいて、話をじっくりと聞いたら、「小学校の時に楽しい思い出なんかない」って言うんです。
当時は50人学級で、男女ほぼ50/50。25人の女の子が6つくらいのグループに分かれるんですけど、そのどれにも所属しなかったもので、結局シカトされていたみたいです。
一方、男の子も仲良しグループはあったものの、それが張り合うわけでもなく、別にはっきりと色分けされていたわけではないと思います。
ただ、クラスで、頭がよくてスポーツ万能系の男の子のグループと、小学校卒業後私立中学に進学した女の子のグループが仲良かったな、って程度です。
でも、その人たちも、45年も経つと普通のオジサン・オバサン。
逆に、ハナタレ小僧のあいつとか、どうみても冴えなかったあの子が、時空を超えた再会をすると、「あっ!」とおどろくタメ五郎なんですね。
小学校・中学校の頃の差なんて、ながい人生ではヘでもないんですね。

ですから、天使の羽なんかなくたって、マイペースで、やっていればいんじゃないかな、って思ってます。

ところで、最近話題の「いじめ」ですけど、このまえ読んだ司馬遼太郎の「菜の花の沖」では、社会生活でのいじめについて言及しており(船のり仲間の話でしたけど)、このいじめって日本独特の風習らしいです。
そりゃハリーポッターなどを観ていてもいじめ的な場面はありますけど、日本ほど陰湿じゃないみたいです。
日本では、子どもの世界だけでなく、大人の世界にもしっかりと根付いてますからね。(例の、ガラスの部屋の話とか)

だから、子ども達に学校でのいじめをやめましょう、って云っても、おとなの世界を観て育っている子ども達に説得力ってあるんでしょうかね?
学校の先生も辛い所だと思います。

JASRAC情報
製作日誌:
平成18年12月2日 歌詞のみ
平成18年12月14日 MIDIをアップ