わたぼこの中に咲いた花

【作詞】千阪昌代
【作曲】尾上和彦

1.夕べ彼と話した 工場の塀にもたれて
  たくましい笑顔が 私は好き
  わたぼこの中に咲いた花 まわす機械に咲いた恋
2.母さん恋しくなった つらい仕事で泣いた
  今は仲間と 励ましあって
  わたぼこの中に咲いた花 まわす機械に咲いた恋
3.二人の愛確かめて 喜びの唄歌う
  幸せな明日 築いてゆこう
  わたぼこの中に咲いた花 まわす機械に咲いた恋


1960年代後半、70年安保反対闘争が繰り広げらる中で、労働運動も高まりを見せます。うたごえでも、色々な勇ましい歌が創られますが、「どこまでも幸せを求めて」(1968年)に続いて、この「わたぼこの中に咲いた恋」(1969年)が労働運動に取り組む若い男女の愛情を歌い上げたうたがリリースされます。
さて、時は2000年。紡績、染色、機織といった繊維産業の多くは、中国・東南アジアへシフト。多分、この歌のような光景は、インドネシアの工場労働者の間で繰り広げられているのでしょう。

JASRAC情報

製作日誌:
平成12年11月 作成
平成20年7月7日 テンポを120から108にダウン。
3番に1音上げてましたが、取りやめました。
作曲者名を訂正。