夜明けの歌

【作詞】門倉さとし
【作曲】寺原伸夫
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

1.若者の情熱あふれる 山河よ
  戦車の荒らしたこの土地に春が来る
  ふみくずされたあぜの土こえかけあって
  うたごえよ うたごえよ
  ぼくらのいきてゆく地球に
  戦争のかげをたやそう

2.若者の未来を貫く友情を
  平和を勝ち取るきづなによりあわせ
  奪い返したかたい土 掘り起こして
  うたごえよ うたごえよ
  ぼくらのきりひらく地球に
  しあわせのたねをまこう

3.若者のたたかいの中に明日が来る
  夜明けの前にすべてをととのえよう
  たくましい腕で押し開け歴史のとびら
  うたごえよ うたごえよ
  僕らの愛する地球に
  平和の春を迎えよう


「夜明けのうた」というと、岸洋子がうたって大ヒットした日本レコード大賞歌唱賞の曲ですね。どう違うのかと云うと、「歌」なんです。「うた」じゃないんです。微妙ですね。

さて、この「歌」ですけと、テンポも軽やかにいい曲でしょ(って押し付ける気はないんですが)。これ、典型的な「うたごえ」ナンバーだと思います。まさに、メッセージなんですね。

ひところメッセージソングというのが流行りました。プロテストソングと云うのもありましたね。どう違うのか、厳密な所はよくわかりませんが、政治的な主張を盛り込んだものとして,ピート・シーガー,フィル・オクス Phil Ochs(1940‐76)たちが取り上げてました。
これと「うたごえ」との差異ってナンなのだろう。むずかしい所ですが、少なくとも、70年代後半から現在に至るまで、「うたごえ」の曲がマスコミに乗ることは皆無といっていいでしょうね。一方、メッセージソングとかは、一部放送コードに引っかかったり、自主規制があるものの、雑誌・ラジオなどを中心としたマスメディアに取り上げられていますね。話題性の違いかな。ひょっとしたら、「うたごえ」側のひがみもあるかもしれませんね。はっきりといえることは、「うたごえ」には半世紀以上の歴史があることですね。

JASRAC情報

製作日誌:
平成15年8月14日 マルちゃんがMIDIデータを作成。15日に歌詞と一緒にUPしました。