夕暮れ時はさみしそう

【作詞】天野滋
【作曲】天野滋

田舎の堤防　夕暮れ時に
ぼんやりベンチにすわるのか
散歩するのも　いいけれど
よりそう人が　ほしいもの
　あの娘がいれば　僕だって
　淋しい気持ちにゃならないさ
　まわりの暗さは　僕たちのため
　あの娘が来るのを　待っている
　夕暮れ時は　淋しそう
　とっても一人じゃ　いられない

夕焼け雲さん　伝えてくれよ
あの娘のお部屋の窓ぎわへ
虫にさされるのは　いやだけど
肩を並べて　いたいよと
　こんな河原の夕暮れ時に　呼び出したりして
　ゴメンゴメン
　笑ってくれよ　ウフフとね
　そんなにふくれちゃ　いやだよ
　夕暮れ時は　淋しそう
　とっても一人じゃ　いられない

（間奏）

　夕暮れ時は　淋しそう
　とっても一人じゃ　いられない

　おうちの人におこられるかな　呼び出したりして
　ゴメン　ゴメン
　もうちょっとだけ一緒にいよう
　帰りたいなんて言わないで

　そうか君は　笑うのが　
　下手になっちゃったんだね
　あんまりボクを　困らせないで
　そろそろ笑ってくれよ

　こんな河原の夕暮れ時に　呼び出したりして
　ゴメンゴメン
　笑ってくれよ　ウフフとね
　そんなにふくれちゃ　いやだよ

　夕暮れ時は　淋しそう
　とっても一人じゃ　いられない

　

1973年にデビューしたN.S.P.（ニュー・サディスティック・ピンク　New Sadistic Pink）のLP「N.S.P.Ⅲ」に収録された、N.S.P.の1974年の代表的なヒットソングです。
レコードジャケットがメルヘンっぽくって覚えておられる方も多いと思います。

歌詞が楽しいですね。初期の井上陽水を髣髴させるものがありますね。
でも、デートで「ウフフ」って笑われたら、ちょっと気色わるいかも。
う～～ん、ギャハハハッよりいいかな。

昨年7月に、朝日新聞で、天野滋の死亡記事が出ていてびっくりしました。
その時に、このMIDIを作ろうと思ったのですが、延び延びになってました。

天野滋の出身、岩手県一関市の地図をみますと、磐井川という川が流れてます。
多分、この堤防の上での話しなんでしょうね。