いつでも夢を

【作詞】佐伯 孝夫
【作曲】吉田 正

星よりひそかに 雨よりやさしく
あの娘はいつも 歌ってる
声が聞こえる 淋しい胸に
涙に濡れた この胸に
言っているいる お持ちなさいな
いつでも夢を いつでも夢を
星よりひそかに 雨よりやさしく
あの娘はいつも 歌ってる

歩いて歩いて 悲しい夜更けも
あの娘の声は 流れ来る
すすり泣いてる この顔上げて
きいてる歌の 懐かしさ
言っているいる お持ちなさいな
いつでも夢を いつでも夢を
歩いて歩いて 悲しい夜更けも
あの娘の声は 流れ来る

言っているいる お持ちなさいな
いつでも夢を いつでも夢を
はかない涙を うれしい涙に
あの娘はかえる 歌声で


昭和37年、日本レコード大賞グランプリに輝いた曲で、橋幸夫と吉永小百合のデュエットで歌われています。
グランプリに輝いた、と云う割りに、あまり内容のない歌詞ですね。場面のイメージが湧いてきません。
タイトルだけが独り歩きしているような感じです。

2005年暮れの紅白歌合戦で、突然、吉永小百合が出てきたのにはびっくりしましたけど(新聞を見てれば驚くようなことじゃないけど)、「にんげんをかえせ」を朗読しだしたのには、もっとびっくりしました。
すばらしい朗読でした。
2年前の広島での8月6日の式典で、中学生の絶叫型の「にんげんをかえせ」も素晴らしかった。
どっちがすばらしいなんて甲乙つけられない、ようするに、詩そのものがすばらしいんですね。

吉永小百合は、TVコマーシャルでも、シャープのAQUOSとか、環境にやさしそうな商品の宣伝に出てますね。
この液晶TVとか、プラズマとか、最近の日本のTV業界は頑張ってます。
シャープの亀山工場、松下の尼崎新工場など、これまで何でもかんでも中国生産でしたが、日本にどっしりと根をおろした生産活動は大歓迎です。
海外に工場を作れば、こういうハイテク技術はすぐ盗まれてしまう。
盗まれなくても、昔のビデオの時のように、アホな技術屋が小遣い稼ぎに週末韓国・台湾に出かけて行き、ペラペラと技術の切り売りをしてました。
最近は、そういう情報の流出・漏洩を防ぐために、特許すらとらないようになっているらしいです。更に、情報も分散して、個別の情報では、何だかわからないように管理されている。要するに、昔の売国奴的な技術者が出てきても、断片的な情報ではクソの役にも立たないような情報管理がされているわけです。
これじゃ、尼崎ではプラズマをどうやって作ってゆくんだろうと思いますが、そこはそれ、ITというヤツを活用しているんですね。
吉永小百合がTVの中からにこっと微笑みかけるその裏には、熾烈な情報管理戦略が戦われているのです。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年1月9日 歌詞のみ
平成18年1月24日 MIDIをアップ
平成20年10月3日 誤字を訂正。
涙に濡れた←「涙でぬれた」になってました。
ご指摘いただきました、岡崎さん、ありがとうございます。