花をおくろう
吹雪の夜を歩いてきた
ぬかるみを飛び越えてきた
日照りにたたかれてきた
嵐の夜を走ってきた
手を取りあって 歩いてきた
ふしくれだった荒れた手に
ふるさとを作る仲間の手から
花をおくろう オレンジの
「がんばろう」などのうたごえ愛唱歌を送り出してきた荒木・森田コンビが作った「結婚式に贈る歌」です。歌詞の雰囲気は、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ...」のあの有名な詩に近いものがありますが、片や「じっとこらえて我慢の子」に対して、「我慢なんかしてられっかい、労働者は団結して打破して行くんバッテン」と江戸弁と長崎弁が入り混じっているかどうかは知りませんが、闘いの中でのひと時の安らぎを感じます。
ところで、熊本の労働者なら「打破して行くト」、茨城なら「打破して行くッペ」ですね。名古屋はおなじみ「打破して行くッチャ」かな。