長編ドキュメンタリー「荒木栄の歌が聞える」2008年4月公開予定!

荒木栄の肉声をお聴きください(出典についてはこちら
1.合唱詩劇「不知火」オープニング 882KB 128kbps 0'56"
2.「炭掘る仲間」の前の国会報告部 1,235KB 128kbps 1'18"

誕生 : 1924年10月15日
学校 : 大牟田の高等小学校卒業
就職 : 三井鉱山三池製作所の機械組立工
逝去 : 1962年10月26日胃がんのため

音楽 : 独学でバイオリンを覚える
      職場の混声合唱団に入る
      1949年から作曲活動に入る
愛称 : ガキ大将
      職場サークルでリーダーとして
      敬愛され、情熱一点張りの
      率直な人柄から


【H16.3.6 荒木栄ツアーから】
久留米アザレア合唱団が主催した「荒木栄・三井三池炭鉱を訪ねて 大牟田半日ツアー」に参加して荒木栄ゆかりの地を訪ねました。短時間だったため、内容的に今ひとつの点もありますが、荒木栄の匂いでも嗅ぎ取っていただければ幸いです。
荒木栄は1962年10月26日に胃がんのために逝去してます。
闘病生活を送ったのが、ここ大牟田の米の山病院。

この病院の入り口に、このページのタイトルバックの荒木栄の碑と下記の説明文が掲載されています。

住所:福岡県大牟田市今山2324-1
HP :http://www.kome-net.or.jp/
荒木栄の碑には、
「地底の唄」最終章の一節が刻まれています。

  • おれたちは栄えある
  • 三池炭鉱労働者
  • 弾圧を恐れぬ不敵の心
  • 真実の敵うちくだく
  • 勇気に満ちた闘いで 
  • 平和の砦
     かためよう
      かためよう!

三池闘争の山場、
ホッパー前集会の行われた場所。

既に、三池炭鉱そのものが
閉山となっているため、現在は
ご覧のように、荒地となっています。
「故久保清君殉難の碑」と書かれたお墓。

このとなりには、「企業整備反対闘争記念」と銘うった「英雄なき113日のたたかいの碑」が三池三井労働組合によって建立されてました。
三井三池炭鉱三川坑跡正門前
今では、かたく扉が閉ざされてます。
隙間から覗いた三井三池炭鉱三川坑跡の中の様子
正門の反対側、三池労働組合の事務所があったところ。
写真中央あたり。
道路の左側で、緑色のフェンスのあるところです。

面影は全然残っておりません。

今回の荒木栄ツアーでお世話になった方々
3月6日に開催された「荒木栄・三井三池炭鉱を訪ねて 大牟田半日ツアー」の案内人、大牟田センター合唱団のUrataさん。
お父さんが指名解雇を受けており、もの心ついた頃から闘争の真っ只中に。
三池炭鉱の労働者だった湯浅さん。
荒木栄と同年代。
仲間の顔」の作詞者。
現在は、油絵画家としてご活躍です
佐世保から参加されたShidaさん。
各地の炭鉱関連の史跡・博物館を丹念に巡っておられます。
鉄ちゃんの「海のシルクロード」の作詞者。

荒木栄関連HP
異風者からの通信
「旧三池炭鉱の関連施設を文化遺産として残して」と訴える荒尾市出身の方のHPです。

BunBunさんのサークルおけら「荒木栄作品集」
荒木栄の73曲のIndexとMIDIがアップロードされてます。

長編劇映画「ひだるか」のサイト
うたごえの荒木栄を生み・育てた三池闘争を通して、今の世相としてのリストラとの闘いを描いた映画「ひだるか」のサイト。

井上頼豊さんのコメント音楽センター 荒木栄代表作品集 レコード番号MLS-1001(1965年11月25日)から抜粋)
彼の短い生涯は徹頭徹尾労働者に支えられた労働者と人民への献身に満ちて、その作品は闘いの方向を明示し労働者の感情の豊かさと不滅の闘魂を歌い上げることによって、万人の心を強くゆさぶるものとなっています。彼こそは、その全力を尽くして、民族のうたの宝庫をおしひらき労働者階級の力によって発展させた、偉大な労働者作曲家の典型であり、その作品は、労働者に愛され闘いを常にはげましつづけています。

フォトグラフィー

荒木栄の自画像。
下の絵も荒木栄の作品です。
荒木栄の奥さん。
荒木栄が22歳のときに7歳年上のヒサエさんと結婚
ヒサエさんの近影。
現在もお元気に、佐賀県で
息子さんと暮らしております。
ヒサエさんは、実は、荒木栄のお兄さん、安男さんの奥さんでした。
安男さんは、戦死。
このようなパターンは、戦後の日本でよくありました、実は、エーちゃんの両親も同じ境遇でしたが、H14.8.9母は肺がんなどにより80歳で他界しました。親父はまだまだ元気いっぱいです。
「がんばろう」などの作詞者、筑豊の詩人森田ヤエ子さん。1996年ごろから入退院を繰り返す闘病中でしたが、平成16年5月25日にお亡くなりになりました。合掌

資料:音楽センター:ビデオ「荒木栄」
    音楽センター:労働者作曲家 荒木栄作品全集

音楽ドキュメンタリービデオ「荒木栄」(ビデオ)
販売価格 8,738 円

荒木栄の数々の名曲とともに、彼の人生を振り返るドキュメンタリービデオ。荒木栄自身が映る貴重な映像も収録。

お求めは:音楽センターの通販で
1人の心のときめきを
万人の心臓の鼓動に

労働者作曲家
荒木栄
作品全集
発行:1969年12月10日
音楽センター
定価 850円
関鑑子さんの巻頭のことば

荒木さんの魂は生きて
荒木さんは亡くなられてもその歌は日本の労働者の生活の中に生きつづけ活躍しています。全国からの強い要望でここに歌曲集が出版されました。
荒木さんは三池炭鉱労働者の280余日にわたる激しい闘いに参加し、その闘いを励まし、はげまされ、その闘いを全国に知らせ労働者の誇りとその使命を歌いあげることに一身をささげられたのです。
今新たにこの歌集を手になさるとき、荒木栄さんの暖かい笑顔と友情は必ず皆様に何か語りかけるでしょう。





荒木栄作品集「不知火」
販売価格 5,097 円
心はいつも夜明けだ/仲間のうた/星よお前は/夜明けだ/手/沖縄を返せ/花をおくろう/子供を守る歌/選炭情歌/こうず/五月のうた/田植歌/どんと来い/炭鉱ばやし/わが母のうた/もやせ闘魂/みんなでみんなで敵をうて/みんなニコニコ/炭郎くんと炭子さん/炭鉱社宅のおかみさん/おれたちは太陽/こぶし固めて/憎しみの中から/大行進のうた/この勝利ひびけとどろけ/歌と合唱とオーケストラによる構成「不知火」(不知火/三池の主婦の子守歌/警鐘/がんばろう/地底の歌)

【ご注意】
この音楽センターのCD「不知火」には、荒木栄の肉声は入っておりません。
この肉声を収録したテープは、第5回福岡県うたごえ祭典で販売されていたものです。 CDの冒頭の語りは「70年前、わしらは天草から募集されてきた...」で始まってますね。

建交労大牟田支部のオオギさんが大牟田センター合唱団に在団中にオープンリールを整理していて、荒木栄さんが生存中にこの「不知火」の練習風景を録音したテープを発見。

この練習風景では、荒木栄の肉声を聞くことが出来ました。
  1. フィンランディアをバックに、荒木栄の語り
    MP3データはこちら 
    882KB 128kbps 0'56"
    「有明の海に燃え上がった赤い火、三池の地底から燃え広がった闘いの火、みんなの心を美しくしたあったかい火、平和を築く力を伝えたたくましい火、赤々と燃え続けている誇り高い火、日本の夜明けを拓く熱い火、合唱と構成詩、「不知火」、出演 大牟田センター合唱団、三池炭鉱労働者と主婦、子どもたち」
    (dictated by はるかさん)

  2. 炭掘る仲間に入る前の「国会報告」の朗読を行っている部分
    MP3データはこちら 
    1,235KB 128kbps 1'18"


製作日誌:
平成12年8月12日 初版
平成14年2月23日 ビデオから画像データをコピー
平成14年6月29日 荒木栄作品全集に記載の創作年譜からディスコグラフィーを補完
Sakumaさんから資料のご提供を受けました。
平成14年7月18日 荒木栄作品全集の表紙コピーと関さんの巻頭辞を掲載
平成14年11月17日 全曲への取り組みをスタート
平成16年2月29日 メニューを別建てにしました。
50音順、製作順が切り替えできます。
平成16年3月14日 H16年3月6日、久留米アザレア合唱団が主催する「荒木栄・三井三池炭鉱を訪ねて 大牟田半日ツアー」に参加。この機会にこのページを全面的に見直しました。
ディスコグラフィは別建てメニューがあるので削除しました。
平成16年7月4日 荒木栄の肉声をアップしました。
H16.6.26建交労大牟田にお邪魔した時に、録音テープをオオギさんにいただきました。
平成18年6月18日 MP3対応の切り替え版にしました。対応が遅れてスイマセン。Iwaちゃんからもやいのやいの催促されていたのですが・・・