じゅごんの海
【作詞】さいとうのりお
【作曲】豊田光雄
そこはすきとおった
地球のまなざし
じゅごんのいきるところ
沖縄・辺野古の海
ほろぼされてゆく生命
ゆりかごの海を
守る人たちのまなざし
しわを深く刻んだ
ひとみのなかに
地球の海がひろがっている
地球の歩みにあわせて
ゆったりと海を
歩くじゅごんの生命よ
時を急ぐ人らの
ひとみのなかに
破れた海がひろがっている
地球の海が広がっている
2006年全国創作合宿で、山形詩人会議の斉藤範雄が何年か前に沖縄・辺野古に行ったときの感動を書いたものに、大阪・春木川音楽研究所主宰(作曲編曲企画)の豊田光雄が曲を付けたものです。
曲の雰囲気はモロ沖縄調。これって、「レ・ラ」抜きでやるとこういう風になるのですね。非常に勉強になりました。
さて、辺野古といえば....
この写真は、昨年4月に行われた憲法フォークジャンボリー・プレコンサートでお会いした山じんさんにいただいたものですが、ご本人が辺野古まで足を運び全日空機から空撮をしてきたものです。
その様子は、自費出版の「うちなー讃歌」(沖縄戦終わって六十年目に)に記されております。
山じんさんは、1944年に沖縄の生まれ。ということは、生後まもなく沖縄戦に巻き込まれているのです。それだけに、辺野古の海を汚すようなことは絶対に許せないのでしょう。
カメラの趣味以外に、詩人会議にも参画しているとの事ですので、どこかで、この曲の作詞者ともつながっているのかもしれませんね。
じゅごんは、オットセイのようなカッコをした哺乳類で、灰褐色の体は3mにもなります。人魚はジュゴンの見間違い、という話がありますけど、下半身だけならともかく、上半身を含めると、どうやってみたらそんな想像が働くのやら。第一、3mもの大女の人魚?想像したくないですね。
肉が結構美味らしくて、一時、乱獲により個体数が激減。現在は、国際条約で保護されており10万頭が生息していると言われてます。
JASRAC情報はありません
製作日誌:平成18年4月29日 | 歌詞とMIDIをアップ |