故郷をはなるる歌Der letzte Abend
【作詞】吉丸 一昌
【作曲】ドイツ民謡
【MIDI製作協力】マルちゃん
園の小百合 なでしこ 垣根の千草
今日は汝を眺むる 終わりの日なり
思えば涙 膝をひたす さらば故郷
*さらば故郷 さらば故郷 故郷さらば
さらば故郷 さらば故郷 故郷さらば
つくし摘みし丘辺よ 社の森よ
こぶな釣りし小川よ 柳の土手よ
別るる我を 哀れと見よ さらば故郷
* (くりかえし)
ここに立ちて さらばと別れを告げん
山のかげの故郷 静かに眠れ
夕日は落ちて たそがれたり さらば故郷
* (くりかえし)
ドイツ歌曲ですけど、内容はもろ和風ですね。
ラインの流れとうとうと・・・という感じであり、小川なんかあのヨーロッパ大陸にあるんかな?小鮒、いるわけないだろうし、柳、あるのかなぁ、見たことなかったけど。
確かに、ヨーロッパフナという分類があって、あちらにもいるらしいです。
デンマークの50クローネ紙幣にフナの絵があしらわれていたとか。ということは、フナの北限って結構高いみたいですね。
ところで、デンクロって(デンマーククローネを略してこう言ってました)まだあるんですね。あの辺は全部ユーロに統合されたと思ってました。
5クローネ硬貨は、50円玉みたいに穴のあいているタイプ。世界でも珍しいらしいです。
とにかく、和風な歌詞が気になるところです。
この曲と同時に作っている「庭の千草」はアイルランドから明治初年に来日しておりますが、こちらは大正初期。40数年の時期の差があるのですけど、21世紀からみたら誤差範囲。要するに、近代日本の黎明期に欧米の歌曲を輸入してそれを日本風に取り込んで同化してゆくという、まさに日本人的作業だったんですね。こういう訳詞って。
一方、訳詞の吉丸 一昌、当サイトでは「早春賦」かな。こっちは100%国産です。
製作日誌:
平成20年3月17日 | 歌詞のみ |
平成20年3月21日 | MIDIをアップ |