南京のプラタナス(鎮魂樹)
【作詞】佐々木淑子
【作曲】藤村記一郎
【MIDI製作協力】マルちゃん
悲しみが襲った あの日から
この街のプラタナスは
亡くした生命を数えるようになった
一つその実を結ぶたび
一人の生命が 刻まれる
一つ 一人
二つ 二人
今も 今も 数え続けている
プラタナス プラタナス プラタナスの涙
永遠に忘れない
プラタナス プラタナス 南京のプラタナス
いつの日のころからだろうか
この街のプラタナスは
両手をたかく掲げるようになった
天の恵み 地に届けと
歌いながら 仰ぎ立つ
陽の ひかりよ
星の ざわめきよ
広く 広く ふりそそげこの地に
※プラタナス プラタナス プラタナスの愛が
この街を抱きつつむ
プラタナス プラタナス 南京のプラタナス
※くりかえし
うたごえ新聞 2008年10月13日号(No.2129)掲載の「紹介曲」より。
2006年10月に「ぞうれっしゃがやってきた」中国・南京ツアーに際して訪れた南京大虐殺記念館などを見て作詞されたものに、2008年4月に旭川を訪問中の藤村さんが曲をつけました。
鎮魂歌(レクイエム)というと、モーツアルトとフォーレが有名ですけど、エーちゃん的には、ベルディですね。2曲目の「怒りの日」なんて、死人も起きてしまうというダイナミックさがいいですね。エーちゃんのお葬式にはこのノリでお願いしますね。
というわけで、この曲もそんな感じになるんじゃないかって、自分でも作る前にちょっと頭をよぎったのですけど、音程を下げて、ブラス系を押さえて作ってみました。
実は、藤村先生に、どうしようって相談をさせていただきましてたところ、こういう風になりました。
「鈴掛の径」でご紹介しましたように、プラタナスって鈴掛です。 中国では各都市で素敵な鈴掛の並木道がみれます。 この写真は、2年前の家内と夏休みで行った時の杭州のものですけど、南京でも同じような風景だとおもます。 |
JASRAC申請中
製作日誌:平成20年10月5日 | 歌詞のみ |
平成20年10月12日 | MIDIをアップ |
平成20年10月19日 | MIDI伴奏部分を全面改定。 藤村先生にピアノ伴奏譜を頂戴しました。 |
平成20年10月20日 | D長調への転調部の雰囲気を明るく広がりのあるように変えました |