女ごころの歌
【作詞】フランシスコマリアPIAVE FRANCESCO MARIA
【作曲】ヴェルディVERDI GIUSEPPE
【訳詞】堀内敬三
1.風の中の 羽のように いつも変わる女心
涙こぼし笑顔つくり
うそをついて だますばかり
風の中の 羽のように
女心かわるよ ああ 変わるよ
2.わが身さえも 忘れ果てて
迷わされる 愚か者よ
甘い恋の 味を知らず
夜も昼も 夢のうちに
※ 風の中の 羽のように
女心変わるよ ああ 変わるよ
※ 繰り返し
ヴェルディのオペラ「リゴレットRegoletto」で、マンドヴァ男爵が歌ってます。
【あらすじ】 日ごろから浮名を流しているマントバ公は,町はずれの小屋に隠れ住む美しい娘ジルダに恋をする。だがそのジルダは,公爵に仕えるせむしの道化リゴレットの愛娘である。リゴレットは,公爵が娘の清純な心をもてあそんだことを悲しみ怒り,刺客スパラフチレに命じて公爵暗殺を企てた。しかし予想しなかった事態から公爵の身代りとしてジルダを死に至らせてしまう。(世界大百科事典より)
日本初演は1916年,東京浅草の駒形劇場で清水金太郎,田谷力三,原信子主演で行われたらしいです。
ヴェルディ(1813-1901)はイタリアの作曲家。「アイーダ」「椿姫」など有名な楽曲を作ってますが、エーちゃんの個人的趣味から言えば、「レクイエム」第2曲「怒りの日」、死人も起きてしまう、という超過激な鎮魂歌が好きですね。
当時のイタリアはナポレオン戦争のあおりでオーストリアからフランス,そして再びオーストリア被支配の辛酸を舐めてました。1861年に国家統一が実現してイタリア王国が成立するが、ヴェルディの大規模でエネルギーあふれた力強い合唱が愛国運動を側面援助していたのは間違いないようです。
製作日誌:
平成16年4月6日 | MIDIを先行アップ(吹田コミセン) |
平成16年4月10日 | 歌詞と比較的まじめなコメントをアップ |