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【作詞】石塚さえ
【作曲】石塚さえ・藤村記一郎

陽に輝く 桜咲くたび
君を想う
お国のために 散りしいのちよ
お国のために 散りしいのちよ

その時に 母をおもったか
君もまた
桜の花に 送られて征き
桜の花に 送られて征き

石さえも 入っていない
君の墓に
花を手向けて 桜をかくす
花を手向けて 桜をかくす

君が生きた 証をうたう
春ごとに
くり返すなと 皆に伝えん
くり返すなと 皆に伝えん

       皆に伝えん


2006/3/26
東京・千鳥ヶ淵にて




桜満開のこの季節に、「桜」
でも、この桜、ちょっとおもむきがうたごえ風でしょ。

3月31日から4月2日の2泊3日で、仙台市秋保温泉で、日本のうたごえ協議会主催の2006年全国創作合宿が開催されました。本来は、各地のうたごえ合唱団の方々が、一堂に会して創作活動の技術研鑽を図るためのものなのでしょうけど、紛れ込んでまいりました。
そこで発表された曲の一つがこの曲です。
市原市のsaeさんは、当サイトでもたびたび登場しておりますが(一番は、何と云っても、「今、この時代に」の手話モデルさん)こういう才能もあったんですね。

saeさんの掲示板(2006/4/5)から製作日誌を転載
始めは、短歌がうたになるんかいな?と思いながら創っていた詞なんだけど、かの「ぞうれっしゃ」を作曲した藤村さんのアドバイスを受けるうちに、そうだった、啄木の短歌に曲が付いたのだっていろいろ有るし、5・7・5・7・7の歌詞はいっぱいあるじゃないか、と気付いて曲もつけてみたのだった。
それでねぇ、経験も創意も豊かな方はさすがなのです。
曲調についてのアドバイスに始まって、「ここに間奏を入れるといいね」とか「ここをくり返すといいよね」とか「そのためには1回目はこんなのどうかな」とか。
最初私が考えたシンプルラインがどんどん色鮮やかになっていくのです。
ためいき。

今朝(4/7)NHKで広島の被爆桜を放映してました。
樹齢150年。8月6日、爆心地とその桜の間に、ビルがあり、難を逃れたそうです。
通常5枚の花びらなのですが、最多で13枚もあるとか。

JASRAC情報は、まだありません

製作日誌:
平成18年4月5日 歌詞とMIDIをアップ
前奏は、2+4小節
歌詞2行目の後に4小節の中間間奏(Stringで鳴らしてます)が入ります。
最後に、同じ4小節のメロディで、次へ行って下さい。
平成18年4月6日 曲全体に強弱を付けてみました