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私の好きなこの町

【作詞】瞳朱理
【作曲】高平つぐゆき
【MIDIデータ作成】そうちゃん

1.夕焼けにそまった低い屋根と
  路地裏に笑い声が聞こえたら
  あったかいごはんのにおいがする
  ※私の好きなこの町
   小さな小さな自慢だけど
   私はこの町を愛してゆきたい

2.近所のおばさんと大声であいさつ
  心配性の後姿が母さんと同じ
  汗と涙で生きてきたたくましさ
  ※ くりかえし

3.日暮れでも走りまわるガキ大将
  冷たく閉ざされた都会の中で
  豊かさはなくても輝きがある
  ※ くりかえし
  私はこの町で生きてゆきたい 


 この曲の題名ですが、「うたごえ愛唱歌集」と「中央合唱団第22回定期演奏会(1999年)プログラム」では「町」で、「合唱団TERRAホームページ」では「街」と書かれています。どちらが正統なのかな。
 「うたごえ愛唱歌集」によると、1975年の作品のようです。歌詞を見ていると、次々と姿を消しつつある、木造の一軒家がひしめく昭和の下町の風景とその中にある人間模様が思い浮かびます。そう、自転車を全力でこぐ「こち亀」の両さんがハンドルで木の塀をこすったり 細い路地から「どけどけどけー」と叫んだりしながらいつ出現してもおかしくない、あんな感じの風景です。 あと、「三丁目の夕日」というマンガは 1960年前後が舞台だけどやはり近いものがあります。 歌詞に出てくる路地裏の笑い声の主、近所のオバサン、ガキ大将は、今でも健在なのかな?
歌詞のモデルとなった場所があるはずだとかねてから思っていたのですが、 「合唱団TERRAホームページ」によると、 どうやら兵庫県西宮市らしいです。つまり、私がMIDI化を手がけた曲の中では「春の唄」 に続く西宮市の歌第2弾ということになります。
 西宮市といえば、ほかに甲子園球場で歌う曲が2つ(3月・8月専用と、それ以外の時期のものと)あるわけで、頼まれればMIDI化するが、 果たしてこのホームページにふさわしいものだろうかという疑問が……。 やはり、専門のホームページ(こことか ここをクリック)にお任せしよう。 でも、それらの共通の作曲者は「長崎の鐘」も手がけているんだよね。(そうちゃん)

JASRAC情報

製作日誌:
平成16年3月15日 歌詞とMIDIデータ
平成18年2月22日 2月11日のそうちゃんからのメールです。
自分の作品は従来、ベロシティ(強弱)の調整をほとんどしていなかったので、抑揚の点で物足りなさがありました。しかも、楽譜作成ソフト「Finale」ではベロシティのデフォルト値が64で、他のソフトより小さいため、「のび」にアクセスするたびに自分の作品だけ他の曲より小さく聞こえる不満を抱えていました。
 今回、強弱のつけ方を身につけて、「なかま」「私の好きなこの町」「そのとき風が」に大幅な手直しをやりました。
平成19年9月24日 そうちゃんからMIDIのVersionUpをいただきました。