風の盆

【作詞】なかにし礼
【作曲】なかにし礼

1.哀しい時は 目を閉じて
  八尾の秋を思い出す
  日が暮れた 坂道を
  踊るまぼろし 影法師
  おわら恋しい 風の盆

2.あんな哀しい 夜祭りが
  世界のどこにあるだろう
  足音を忍ばせて
  闇に染み入る 夜鳴き歌
  君に見せたい 風の盆

3.哀しい人は みんな来い
  八尾の町に 泣きに来い
  夜流しを追いかけて
  下駄の鼻緒も切れるだろう
  夢かうつつか 風の盆


菅原洋一が歌っています。
富山県の越中おわらは、毎年210日に当たる9月1日から3日間行われる八尾町の風の盆で優美に歌い踊られます。
この踊りは、三味線、太鼓に加えて胡弓を伴奏楽器に使うという大変珍しいもの。胡弓の細くむせぶような響きから越中おわらには独特の静けさやメランコリーがあります。

この写真は、たまたま今日、六本木のアークヒルズ秋祭りでのスナップです。
伴奏は、三味線2竿、胡弓が1(?どうやって数えるの、やっぱ同系列として竿?)、歌い手さんが男女2名。
う~~ん、確かにメランコリー。

優雅な女性が5名。このように編笠を深々とかぶっており、表情は全然わかりません。多分、憂鬱な顔しているのかな?

これに対して、やっぱ表情は全然ですが勇壮な男性陣3名。ちょっと胡弓の響きとミスマッチのような逞しいものでした。

この越中おはらを題材にした「風の盆」ですが、他にも、石川さゆりの「風の盆恋歌」というのもありますね。

トミの常連さん、ゴンベさんがよく歌っており、時節柄MIDIにしてみました。
けど、前奏など伴奏系が全然分かりません。
とりあえず、越中おわらの最初「唄の町だよ八尾の町」の部分を強引に3拍子にして作ってみました。

JASRAC情報

製作日誌:
平成17年8月27日 KFJの帰りにトミへ。
平成17年9月18日 歌詞とMIDIをアップ
アークヒルズ秋祭りで越中おはらを撮影