仲間達

【作詞】くすみまこと
【作曲】芥川也寸志
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

仲間達がみんなで集まる時は
いつでも明るい笑い声
いつも朗らかな うたごえ
道を歩きながらも 部屋のすみっこでも
絶やすことのない仲間よ 僕達の仲間

仲間達がみんなで話すことは
本当のことを知りたいため
太陽のように明るく
若者達の恐れず 突き進む力で
希望に満ちた国をつくる 僕達の仲間

(間奏)

仲間達がみんなで出かけた時は
東に西に 北のはしに
元気な声で 呼びかける
一人の仲間が 一人の仲間を
よんで来ようつれて来よう 僕達の仲間


1953年に開催された第1回日本のうたごえ祭典のフィナーレの曲です。
歌詞の一行一行に、黎明期のうたごえへの熱い思いと、自らへの責務を奮い立たせるものが読み取れます。
また、曲も「祖国の山河に」を彷彿させる、軽妙なタッチの中にも重厚さがありまさうよね。

一昨日(11月22日火曜日)南部合唱団のコンサートに行ってまいりました。

プログラム
第1部
 アメージンググレイスいきなり素晴らしいハーモニーを聴かせてくれました
 心さわぐ青春のうたいつ聴いてもウキウキする曲ですが、ここはじっと抑えた感じがよかったです
 アリランすいません、あまり印象に残らなかったです
 おいおい、こういう編曲ってありかよ、とびっくりさせられました。もう一回聴きたいですね
 仲間たち懐かしい!と云うわけで早速マルちゃんが手配してくれたわけ
 長崎の鐘のど自慢に使うような鐘を持ち出して、ちょっと外れたような鐘の音が何とも言えずマッチしてました
 真赤な太陽女声コーラスがサックスの伴奏で。でも、照明に凝りすぎじゃない。
 東京ラプソティフ~~ン、こういううたごえもあるんですね。もっとも「トミ」じゃ、毎週やっているけど
 和太鼓「秩父の屋台囃子」

第2部
 ねがいYumiさんVersionでしっかりと歌い上げてくれました。拍手!
 われら愛す思わず、本「われら愛す」を買ってきてしまいました。
 決意南部合唱団のオリジナル曲だそうです
 混声合唱組曲「そして一輪の花のほかは・・・」あたらしい憲法のはなし
   本日のメイン。最後は、「あの日の授業」の語りの部分にメロディが付いたものでした


会場の品川・きゅりあん大ホールは定員1,074席の大きなホールですが、それがほぼ満席になっていたんで、南部合唱団の動員力ってたいしたもんだと感激しました。さすが、1958年11月創立して、大田、品川、目黒を中心に活動している合唱団だけあります。

上述のように、うたごえ黎明期の曲から、最新の「ねがい」「拳」まで、またその間に大衆文化を織り交ぜて、今、一番重要な憲法問題へリードしてゆくこの構成は「うたごえ合唱団」の本流だと思います。
最近の日本のうたごえ祭典は審査員に合唱連盟の方も呼んでいると聞きましたが、確かに合唱団としての技術向上は必要でしょうけど、そっちの方にばっか目が向いているのはどうでしょうか。2年ほど前に、ある合唱団に参加している若い方に聴いたのですが、技巧を追求して行かないと団員が集まらないらしいです。また、その果てに「うたごえ」という根っこをよこにおいておいてしまっているようになっていると嘆いておられました。
パンフレットに「うたごえは平和の力」と書いてあればいいんじゃなくて、構成に芯を通してもらうのが肝要でしょうね、今回の南部合唱団のように。

日本のうたごえ祭典の評価って、会場での一発勝負じゃなくて、日常的な活動も採点基準に入れるべきなんじゃないかな。うたごえなんだもんネ。頑張れよ!南部合唱団!

JASRAC情報

製作日誌:
平成17年11月22日 マルちゃん、docさんと3人で南部合唱団のコンサートへ。この曲を久しぶりに聴いてきました。
平成17年11月24日 歌詞のみ
平成17年11月25日 MIDIをアップ。楽譜では、テンポ160なんですが、いかにも速すぎるので150のダウンしてます。
平成17年11月27日 エンディングと間奏の最後を手直し。コメントも追記しました。