東京ラプソディ
【作詞】門田ゆたか
【作曲】古賀政男
1.花咲き花散る宵も
銀座の柳の下で
待つは君ひとり 君ひとり
逢えば行く 喫茶店(ティールーム)
楽し都 恋の都
夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京
2.うつつに夢見る君の
神田は想い出の街
いまもこの胸に この胸に
ニコライの 鐘も鳴る
楽し都 恋の都
夢の楽園よ 花の東京
3.明けても暮れてもうたう
ジャズの浅草行けば
恋の踊り子の 踊り子の
黒子(ほくろ)さえ 忘られぬ
楽し都 恋の都
夢の楽園よ 花の東京
4.夜更けにひと時寄せて
なまめく新宿駅の
あの娘はダンサーか ダンサーか
気にかかる あの指輪
楽し都 恋の都
夢の楽園よ 花の東京
5.花咲く都に住んで
変わらぬ誓ひを交わす
変わる東京の 屋根の下
咲く花も 赤い薔薇
楽し都 恋の都
夢の楽園よ 花の東京
この曲もトミの忘年会で歌ってきました。こういう明るくて軽快な曲をここの方々は好んで歌いますね。
昭和11年(1936年)の藤山一郎によるヒット曲です。
ご存知のように、現在のうたごえ喫茶ブームを支えているのは、戦前世代。別の言い方をすると、60年安保世代。
こういう方々は、子守歌みたいにして聴いていたんでしょうね。
とにかく、例えば年金者組合のうたごえ喫茶では、この曲がかかると、皆さん俄然げんきになるのですね。ものすごいパワーです。
それと、この戦前の曲、最近の若い人たちもよく知っているようです。
応援団のチアガールが、このノリのいい曲で踊るらしいです。と言うわけで、おじいちゃんと孫が一緒に歌えるという珍しい曲ですね。
5番の歌詞について
古賀政雄+藤山一郎のコンビで決まっているプロジェクトに作詞を依頼された門田ゆたかは、二日二晩考え抜いて、先ず最初に出来た歌詞がこの5番。ところが、プロジェクトリーダー(とは、当時は云わんでしょうけど)から、銀座・神田・浅草・新宿という四大テーマを与えられ、結局この5番は当時日の目を見なかったらしいです。(読売新聞の「愛唱歌ものがたり」)
製作日誌:
平成16年12月30日 | 歌詞のみ |
平成17年1月8日 | MIDIを作成。 |
平成19年4月22日 | 映画「歌謡曲だよ、人生は」の宣伝の機会に、MIDIを作り変えました。 従来版はこちらから。 |