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別れた人と

【作詞】永六輔
【作曲】いずみたく

別れた人と 神戸で逢った
みつめあって みつめあって
港まで だまって歩いた
ルルルル・・・
ポート・タワーに灯りがともる

別れた人と 神戸で逢った
久し振りに 久し振りに
唇をかさねて 抱いた
ルルルル・・・
夜の六甲 街も寝ていた

(間奏)

別れた人と 神戸で逢った
何もきかず 何もきかず
あの時と 同じように
ルルルル・・・
涙ぐんで 別れて来たのさ


デュークエイセスの「にほんうた」シリーズから、兵庫県をモチーフにした曲です。
西武新宿駅まえのうたごえ喫茶「灯」では1968年ごろを中心に、通常の歌集とは別建てで、「ミュージック専科」という、当時としてはおよそうたごえ喫茶らしくない、モダンな感じの歌集を作って、この「にほんのうた」シリーズに力をいれてました。
通常の歌集セットが100円くらいだったかな?それに対して、このミュージック専科は1冊200円。高かったなあ!

この中での、編集の伊藤レイコ子さんのコメントを転記します。
神戸は街も人もハイカラというのかセンスがいい。この歌、永六輔さんの体験かどうか知らないが、大人の恋物語である。何も云わず別れた後に、六甲のホテルのバーで街と港の明かりを見ながら老バーテンのシェイクによる心のこもったカクテルを、思い出しながら飲むのも味があるのよと、誰かが言ってたわ。

JASRAC情報
製作日誌:
平成18年10月23日 歌詞のみ
平成18年10月26日 MIDIをアップ
楽譜は、ドレミ楽譜出版の「にほんのうた」から。
それからオブリガート部分は全音楽譜出版社の「歌謡1001」を参考にしてます。