沖縄によせて

【作詞】森田ヤヱ子
【作曲】藤原富枝

1.みどりなす 故郷の
  山肌の荒れ あらわに
  撃ちこまれた砲弾の
  痛みに苦しむ 沖縄よ

2.春には やわらかに
  芽ぶき 輝きあう
  バショウの茂みをも
  踏みにじられた 沖縄よ

3.「命(ぬち)どぅ宝」「命どぅ宝」
  礎(いしじ)に刻まれた 命は
  世界中の人のこころ
  永久(とわ)の平和を よびかける

4.ひびきあう 三線(さんしん)は
  憎しみをこめて 高なる
  うたごえは 天をつき
  新しい 旋風(かぜ)となって

  新しい 旋風(かぜ)となって

 


藤原さんが、森田ヤエ子さんから8年まえにいただいた四編の詩の内の一つ。この曲は「沖縄よ」という原題でしたが、その後、4番の詩を手直しして「沖縄によせて」と改作されております。
当初、藤原さんは1~4番をそれぞれ違うメロディで作曲をされていたようですが、今年、歌いやすいメロディにと全面的に改定をされたそうです。

さて、今年の日本のうたごえ祭典は沖縄で11月に開催されますね。ウチでは、昨年11月に「みるくゆやタボリ」のご紹介をしてから、沖縄関係の曲を取り上げておりますが、それ以上に今や沖縄一色なのが「うたごえ新聞」
「今週の紹介曲」で取り上げられているのも、沖縄系。
と云うわけで、藤原さんも「うた新」にこの曲を投稿されたそうです。ちょっと新曲と云う割にはトウがたっているけど。

前奏は7小節。曲の4行目に沖縄旋律のおっかけを加え、E→B7に続いて歌い始めてください。
間奏はあえて入れてません。すぐに次の歌詞に入ってください。
弱起の曲ですが、2番だけ、1行目と2行目の弱起の1拍は休符になってます。ご注意!

他の3編は
防風林
春一番
もずの歌

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製作日誌:
平成16年5月9日 歌詞とMIDIを作成
平成16年5月12日 伴奏などを手直ししてメニューに載せました